オーナー所有の株式をオーナーの子供が設立した資産管理
会社に売却することで、次のような効果が期待できます。
(1) 将来の株価上昇の影響を抑制します。
(2) オーナーの持株数が減少します。

オーナーの子供が資産管理会社を設立し、その資産管理会社がオー
ナー所有の会社の株式を買い取ります。これにより、今後は、子供が会
社の株式を資産管理会社を通じて保有することになります。資産管理会
社設立の効果は次の2つです。
(1) 将来の株価上昇の抑制
資産管理会社への株式の移転は譲渡時の時価で行いますが、その
後会社が成長した場合、株式移転時の時価から値上がりした部分につ
いては、資産管理会社の株式評価の際に42% が減額されます。
したがって、株式を資産管理会社を通じて保有することで、今後の株
価上昇分のうち約4 割について、減額することが可能となります。
(2) オーナーの持株数の減少
資産管理会社に株式を売却することで、オーナーの持株数が減少し
ます。また、資産管理会社の株主を子供とすることで、オーナーの相続
財産から自社株を切り離すことができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

事業承継

  1. 事業承継を考える上での大切なポイントは次のとおりです。 (1) 後継者をどうするのか? (2) 経営…
  2. 類似業種比準価額方式では、評価会社の ①「配当」、②「利益」、③「純資産」 の3要素を基準に…
  3. 会社法では、様々な特徴を持った複数の種類の株式を発行す ることができます。この「種類株式」をう…
  4. 未上場会社のオーナーが、自社株の評価額を把握していない ため、相続に際して後継者が納税資金を確…
  5. 純資産価額方式は、会社の資産の額から負債の額を控除し た純資産価額を自社株の価値とする方法です…
  6. 後継者を決定したら、次に後継者としての教育を行い経営者としての能力や自覚を築き上げなければなりません…
  7. 自社株の評価は、以下の方法により行います。 (1) 同族間の相続や贈与に適用される評価方法 原則…
ページ上部へ戻る