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- オーナーのための意思決定できる事業承継, 第3章 自社株対策の具体的方法
- 3-1.自社株対策の必要性
3-1.自社株対策の必要性
未上場会社のオーナーが、自社株の評価額を把握していない
ため、相続に際して後継者が納税資金を確保できなくなり、『相
続税破産』などという状況になれば、相続人に対する影響だ
けでなく、会社従業員にも影響が及んでしまいます。
また、自社株を承継する際には、少なからず税負担を伴います。
そこで、現在の自社株の評価額を把握して、後継者にスムー
ズに移転する方針を練ることが重要です。
(1) 自社株は今いくらか
ご自分の所有する株式が現在いくらかを確認しましょう。
また、自社株の評価額だけでなく、その評価方法についても理解を深
めておくことが重要です。
(2) 自社株の評価を引き下げるにはどうすればいいか
評価を通じて会社の状況を把握し、それにより株価を引下げる対策を
練っていきます。ただし、対策の前提として、会社経営に影響の少ない
ものを選択します。
次ページ以降に、具体的な評価引き下げ方法を挙げています。