過去の記事一覧
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4早春記
春の″のと自慢″
春の"のど自慢"
このごろラジオの「のど自慢」の放送もなかなか盛んになつて来た。あのカンカンカンと鳴る当選の鐘の音に、胸をわくわくさせる「のど自慢」の志願者は、相当…
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6東京
新東京風景
春の"のど自慢"
このごろラジオの「のど自慢」の放送もなかなか盛んになつて来た。あのカンカンカンと鳴る当選の鐘の音に、胸をわくわくさせる「のど自慢」の志願者は、相当な鼻息で…
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6東京
両国国枝館の思い出
両国国技館の思い出
お正月につきものの大相撲―その大相撲が両国国枝館で再び開催されることになり、私は招待状を貰つたので千秋楽の日見物に行つた。戦災を受けたあの国技館は丸…
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7祭囃子・旅心
大阪小品
車の中の花束
雨の夜の自動車の中、暗い夜空に小さい月のような丸い平らな電燈が天井に一つ、びしよびしよにぬれた街を車は走つてゆく。列んで遠くしぼんで、だんだん小さくつ…
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8西郊雑記
荻窪近辺
荻窪近邊
省線荻窪駅の近くでは二十何年間も住まつていたが、すぐ裏側の井之頭線三鷹台駅の方へ移つてから早くも三年過ぎてしまつた。時々荻窪駅の近くを通る度毎に、益々賑やかに発展…
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8西郊雑記
ある朝
ある朝
北原白秋さんの昔の作で、とぎれとぎれに思い出す短歌がある。
甲武線の朝の電車の何とか何とか、代々木柏木霜がれにけり。
という歌なのであるが、その何とか何とかの…
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